ブリーフの歴史について

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ブリーフの歴史について
シューバンのメンズボクサーパンツ・ブリーフ

今日ではトランクスとボクサーパンツが男性用下着の主流となっていますが、未だに男性用下着のアイコン的存在はブリーフであるように思います。
そんなブリーフの歴史を振り返ってみましょう。

起こりは1935年までさかのぼります。
アメリカのクーパーズ社という下着メーカーが、運動用の下着から派生させて販売を始めたものがブリーフ。
当時は乗馬用の下着から名前を取り商標登録された「ジョッキー」と呼ばれていました。
斬新なデザインや機能性が爆発的な人気を得て世界中でブリーフ型の下着が販売されるようになり、日本には1950年代に登場し、青年層を中心に大流行。
以来、1980年代まで男性用下着のトップを走り続けましたが、若い世代での流行や、社会全体としての下着観の変化によってトランクスへと時代が流れていきました。

定番の形となったブリーフですが、アメリカで販売が始まった当時の主流は、つなぎのような形のユニオンスーツという下着。
日本で流行する前の主流は猿股という丈の長い下着やトランクス、ふんどしなどでした。
その名前が意味する、股下を切った「短い」ブリーフの登場は、かなり革新的な衝撃を与えたのだろうと想像できます。

そんなブリーフが幅広い世代に定着したこと、そして長い歴史から見て、今も廃れずに根強いユーザーがいるということは、機能性の完成度の高さを証明していると言っても過言ではないでしょう。
今は様々なデザインのものも増えていますし、もしかしたら時の流れと共に再びブリーフブームが来る可能性もあるかもしれませんね。